整形外科とペインクリニックの違いとは

痛みに関する治療ということでは整形外科もペインクリニックも同じなのですが、治療目的に違いがあります。整形外科では外科の先生が筋肉や骨、関節などの疾患を薬やリハビリテーション、そして手術などを行って機能回復を目的に治療します。
ペインクリニックでは、レントゲンなどの検査で痛みの原因を突き止め、薬物療法や神経ブロック療法で治療します。ペインクリニックは麻酔科出身の先生が手術麻酔を用いて神経ブロック注射を行い、手術等はしないのが一般的です。
整形外科は全身の筋肉や骨、関節などのケガや病気を対象としており、打撲や捻挫、骨折や靱帯損傷などのケガや加齢に伴う骨粗しょう症、変形性骨関節疾患、関節リウマチ、そして運動器の腫瘍や先天性疾患などを担当します。
ペインクリニックでは頭痛や肩こり、神経痛、しびれ、術後の痛みなどが対象です。がん患者の疼痛も対象となっており、様々な痛みに対応します。もちろん、ぎっくり腰や捻挫といった急性期の痛みも対象ですから、とにかく痛みがあって不快であるという場合は、ペインクリニックに行くことをおすすめします。

痛みは本人だけが辛く、周囲の人には理解してもらえないため、つい痛みを我慢してしまいがちです。痛みがあると仕事はもちろん日常生活にも悪影響を及ぼします。「このくらいの痛みでクリニックに行くなんてオーバーだ」とか「このくらいの痛みで来ないでと思われるかな」というようなネガティブ思考は捨て、医師に相談してみましょう。